女子高生VTuberアイドル×東京・墨田区「引きこもり支援」オリジナル動画4・5から配信!全国自治体初の異色サポート策

女子高生VTuberアイドルを活用した「引きこもり支援策」を東京・墨田区が実施することになり、4月5日からオリジナル動画をYouTube配信することになった。全国の自治体でも初めての試みで、ひきこもりで悩む当事者やその家族をサポートする。
VTuberアイドルは、墨田区がデジタル技術活用のために連携締結を結ぶ民間事業者「クレッセント」所有の『Tsukimi Dango Channel(つきみだんごチャンネル)』のキャラクター、「元引きこもりの女子高生」という設定のつきみちゃんと「謎多き天然女子高生」のだんごちゃん。2人がリアルに交わすゆる~い会話を『「つきだんラジオ」(女子高生つきみだんごの放課後ラジオ)~すみだ区ひきこもり編~』として、4月5日から毎週金曜19時更新で全21話を放送する。とりとめもない2人のやりとりのなかに、ひきこもり当事者への共感や励まし、クスっと笑っちゃうけれど勇気を与えるエールなどが散りばめられている。
昨年3月の内閣府発表によると、ひきこもり状態の15歳から64歳までは全国で146万人、50人に1人の割合と推計。この日、引きこもり支援動画の発表会見を行った墨田区・山本亨区長は「令和6年1月1日現在で区の年齢別人口で推計すると、区内にも約4000人いらっしゃることになる。正確な実態把握は大変難しい課題」と説明。その上で「福祉とデジタルの公民連携によるひきこもり支援の第1弾である今回の取り組みで、少しでも多くの方に情報が届くことを期待するとともに、相談しやすい環境づくりを着実に進め、誰1人取り残さない『すみだ型共生社会』を目指していきたい」と話した。
墨田区では昨年4月、ひきこもりで悩む当事者や家族の「支援専用相談窓口」を開設。引きこりの当事者は生活リズムが不規則な場合が多く、情報が極めて届きにくい状況にあることから、さらなる周知と情報発信を目指す専用ウェブサイト「すみ家(か)」を設け、今回も全国の自治体に先駆けた新たな試みで支援強化を進める。

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