プロ野球・千葉ロッテマリーンズの2軍本拠地誘致に向け、千葉市の神谷俊一市長は19日、市内の土地を所有し誘致に協力可能なパートナーとして8者から応募があったと明らかにした。土地は若葉区内などの9カ所。市は今後、千葉ロッテが提示した条件に見合うかどうか確認し、条件に合致する土地は全て球団側に提案する予定。
市都市政策課によると、応募があった土地は花見川区、若葉区、緑区で各3カ所ずつ。千葉ロッテは2軍本拠地に必要な立地などの条件として、1軍本拠地のZOZOマリンスタジアム(美浜区)から車で1時間程度以内にあり、一体利用が可能な敷地の面積が約11万平方メートルなどを提示。市は、条件に合う土地が複数あった場合、1カ所に絞らず、複数箇所を提案するとしている。
神谷市長は「千葉ロッテのホームタウンとして、ZOZOマリンに近い場所で解決策を提示したい。市のスポーツ振興でも大きな効果がある」と2軍誘致の意義を強調した。
千葉ロッテは1989年から、さいたま市のロッテ浦和球場を2軍の本拠地としてきたが、施設が手狭になり移転を決定。2028年からの施設利用を想定している。