子供の宿題を見る親が心臓発作を起こすケースが増加 強いイライラが原因か…

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「ストレスは万病のもと」とはよく言ったものだ。今、ある事例に注目が集まっていることを、『Oddity Central』や『news 24』などの海外メディアが報じている。
学歴社会の国では、子供に「良い大学に入り、一流企業に就職させたい」と考える親が多い。なかでも中国は、「超」がつくほどの学歴社会だと言われている。
1月のある晩、杭州市に暮らすドンさん(40)は息子に算数の宿題を教えていた。しかし息子が問題を全く理解できていないことに強いショックを受けたドンさんは、冷静さを失ってしまったようだ。

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間もなくして、頭が割れんばかりの頭痛を発症し、嘔吐してしまったドンさん。数時間横になったものの症状は治まらず、病院で診察を受けた。
検査とCTスキャンを行ったところ、脳卒中が原因であるくも膜下出血を起こしていることが判明した。
医師によると、長期的なストレスが原因と考えられているが、「息子の宿題が極めつけとなった可能性が高い」という。

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子供の学習面に強いストレスを感じる親が多い中国では、このようなケースが珍しくない。
2019年11月、ワンさんという36歳の母親は、息子(9)が算数の宿題をする様子を見ていた。だが何度説明しても息子は理解できず、ワンさんのイライラは最高潮に。すると突然、動悸と息苦しさを感じたそうだ。
病院に行くと、心臓発作を起こしていることが判明。命に別状はなく、しばらく入院した後に退院したという。

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また今年1月13日には江蘇省連雲港市で、37歳の母親が宿題の問題が解けない4年生の息子に激怒。もともと高血圧だったというが、胸の軽い痛みにくわえ呼吸が苦しくなるのを感じ、休憩することにしたという。
そして母親は6年生の兄に宿題を見るよう頼んだが、それでも息子は理解できず、我慢の限界を向かえて立ち上がろうとした瞬間、胸に激痛が走り倒れ込んだ。
救急車で搬送され医師が検査したところ、重篤なスタンフォードA型の大動脈解離と診断され、そのまま緊急手術に。大動脈の後壁に約2センチの穿刺と大量の血栓が発見され、約7時間の大手術となったそうだ。

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