政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(56)が15日に会見し、もともとは自身が設立した「みんなでつくる党」(旧NHK党)が東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことに「おめでとうございます、と言っていただいていいです」とコメントした。
同党は23年3月8日に、ガーシー(東谷義和)参院議員が国会へ登院しなかったことを受けて立花氏が党首を辞任。新党首として大津綾香氏が就任し「政治家女子48党」へ名称を変更していた。
しかし、立花氏と大津氏の対立が表面化。立花氏は同年4月にSNSで「債権者保護の為に裁判する」と宣言した。同11月に「みんなでつくる党」への党名変更後、24年1月に債権者が東京地裁に同党への破産を申し立て。14日に東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
立花氏は「昨年3月、大津氏が自身の亀甲縛りで10万円とかの政治資金パーティーを行うと言いだしたうえに、ウソを並べて支援や寄付を募ったりしていた。それは詐欺にあたるでしょうということで、たしなめたりした」と対立の根本を説明。「大津氏とつながり、男女の関係であったんじゃないかと、聞いてくる人がいるんですが、口説いたことは一度もない。肉体関係もない」と否定した。現在は政治団体「NHKから国民を守る党」党首。「(みんなでつくる党の破産で)自分のところにもお金が戻ってくるので万々歳の決定だったかなと。参院選も充分なスポンサーや、著名人が出ることは確実ですので大丈夫」と話した。
「みんなでつくる党」の負債総額は11億円。同党は14日に「決定を不服として、速やかに抗告致します」との声明を出した。