日本損害保険協会は3月12日、「第25回自動車盗難事故実態調査」の結果を発表した。調査は2021年1月1日~2023年12月31日、損害保険会社21社(損保協会非会員会社を含む)を対象に行われた。
2023年の車両本体盗難の車名別盗難状況のワースト1は、3年連続でランドクルーザーとなった。アルファードが車両本体盗難全体に占める割合は、2022年の6.9%から2023年の14.0%と増加傾向に。車両本体盗難の被害は特定の車種に集中する傾向が続いている。
車両本体盗難1件あたりの平均支払保険金は2021年から2023年にかけてほぼ横ばい傾向に。
2023年の車両本体盗難の発生時間帯は「深夜~朝(22~9時)」が58.4%を占め、最も多くなった。「深夜~朝(22~9時)」の割合は2022年と比較すると1.3%増加している。窃盗犯は深夜から朝にかけて薄暗い場所で窃盗に及ぶ傾向があると考えられる。(構成比の各項目は小数点第2位を四捨五入しているため、表記の単純合計値が100%にならない場合がある)