雪崩予報士、バックカントリースキーで雪崩に巻き込まれて死亡

今月6日、米オレゴン州のアンソニー・レイクス・マウンテン・リゾート近くのガンサイト山で雪崩が発生し、男性が命を落とした。
ベイカー郡保安官事務所が発表したプレスリリースによると、6日午後4時38分頃、雪崩発生の通報を受けて保安官代理と救助隊が現場に急行。ビーコン(トランシーバー)の位置情報から、雪に埋まった2人のバックカントリースキーヤーを発見した。
そのうちの1人ニコラス・スコット・バークスさん(37)は、心肺蘇生術を受けたが息を吹き返すことはなかった。同行していたウィリアム・スターリング・スループさん(37)は目立った外傷はなく無事だったという。
2人はベテランのバックカントリースキーヤーで、雪崩が起きた際に体への衝撃をやわらげるアバランチエアバッグと、救助隊に位置情報を知らせるビーコンを装備していた。また、バークスさんは地元の雪崩センターに務める雪崩予報のプロッフェッショナルで、スキー場の雪上安全対策チームにも名を連ねていた。
その後の調査で、2人はガンサイト山の整備されていない斜面を滑っていた最中に雪崩に巻き込まれたことがわかったという。

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