新潟県上越市出身でパラ競泳の石浦智美選手が3月10日、パリパラリンピックの代表に内定し、地元の応援に感謝を述べました。一方、競泳の池江璃花子選手が9日、長岡市で練習を公開。パリオリンピックへの抱負を語りました。
10日、静岡県で開かれたパリパラリンピックの代表選考会を兼ねたレース。
上越市出身で最も視覚障害が重いクラスの石浦智美選手は100m自由形に臨みました。
【石浦智美 選手】
「75mまで2-1(2回に1回)呼吸で行く。そこから4-1(4回に1回)で、呼吸をしない方向で行くというプラン通りに」
75m以降、息継ぎを減らすプラン通りの泳ぎで1分9秒68でフィニッシュ。
日本新記録を樹立したほか、前日の50m自由形と100m背泳ぎでも派遣基準記録を突破し、パリパラリンピックの代表に内定。東京大会に続く2大会連続の出場を決めました。
【石浦智美 選手】
「東京に続いてパリを目指すところでは、地元・上越市の皆さんをはじめ、多くの方々に応援をいただいていると実感している。パリで結果、それもメダルという形で皆さんに恩返しができたらいいと思っている」
一方、9日、長岡市で練習を公開したのは、3大会連続のオリンピック出場を目指す競泳の池江璃花子選手です。
3月17日に始まるパリオリンピックの代表選考会に向け、最終調整に入っています。
【池江璃花子 選手】
「パリはもちろん行くつもりで考えているし、派遣記録ではなくて、その上を目指して今までのトレーニングをやってきているので、すごくワクワクしている」
去年10月に練習拠点をオーストラリアに移し、トレーニングによって体重を3kg近く増やしたという池江選手。この日も力強い泳ぎを披露していました。