書店の前に現れた『赤ちゃん』 優しい女性が捕まえようとすると…?

アメリカのジョージア州のショッピングモールの中に、『ザ・ブックストア・オン・ザ・ヒル』という個人経営の書店があります。
この店のドアの前に、1匹のアライグマの赤ちゃんが現れました。
まだ幼いアライグマは迷子になったと思われ、店のオーナーは多くの車が行き交うモール内で放っておくのは危ないと思ったそう。
オーナーは動物管理局に連絡をしましたがつながらず、折り返しの電話もかかってこなかったのです。
そこでスタッフのステラさんが自ら、アライグマを捕まえることにしました。
その時、アライグマはすぐ近くの木の上から、彼女の様子をうかがっていたのだとか。
ステラさんは近所のペット用品店からエサとケージを借りて、木の下に置くことにします。
すると、アライグマが降りて来たのですが、彼女がケージを閉める前に、素早くエサだけ取って逃げられてしまいました!
思ったより賢いアライグマに苦戦するステラさんたちは、猫の保護施設からより機能的なワナ付きのケージを借りることに成功。
ウェブメディア『The Dodo』によると、そのワナをひと晩置いておいたところ、翌朝にはアライグマを捕まえられたそうです!
ひと晩中、アライグマは新しいワナの中にいました。翌朝早く『ミッドナイト・スター・ポッタリー』のオーナーがアライグマを店内に入れて暖かくしてあげました。
まもなく『サバンナ野生動物保護センター』の専門家が到着し、アライグマの赤ちゃんを保護施設に連れて行きました。
The Dodo ーより引用(和訳)
夜中のうちにワナの中に入ったアライグマは、翌朝に保護施設の職員が到着するまで、暖かい陶芸教室の店内で過ごしたとのこと。
『ザ・ブックストア・オン・ザ・ヒル』の一連の投稿には、アライグマの保護に携わった人たちへの感謝の言葉が寄せられています。
・この子の愛らしい顔を見て!無事に保護してもらえてよかったね。
・小さくてかわいい赤ちゃんを助けてくれてありがとう!
・ステラさん、よく頑張ったね!
動物の保護に慣れていない人が、人を警戒している野生動物を捕まえるのはかなり難しいはず。
心優しい人たちが力を合わせたおかげで、アライグマの赤ちゃんが無事に保護されてよかったですね。
[文・構成/grape編集部]

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする