小6男児が同級生に93万円渡す 児童が通う学校で保護者説明会 「納得できる内容でない」の声も

名古屋市内の小学校に通う男子児童がコインなとど引き換えに、同級生に約93万円を渡していた問題。児童が通う小学校で7日、保護者に向けた説明会が行われました。
(男子児童の父親)「学校側が本当のことをどこまで話すか、それを期待していいのか。どこまで言ってくれるのか、言う気があるのかなという疑心暗鬼な世界でいまから行ってきます」
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CBC
児童の父親が参加したのは、名古屋市内の小学校で7日午後に開かれた保護者説明会。児童同士による93万円もの大金のやり取りについて、改めて整理します。
6年生の男子児童は、5年生だったおととし11月から去年2月までの間に、複数の同級生から、外国の紙幣やメダルなどの買い取りを持ちかけられ、あわせて93万5000円をだまし取られたといいます。男子児童には、お年玉などで貯めた102万円のタンス預金がありました。
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(被害を訴える児童)「プラスチックでできていて、透かしがある。『プラスチックでできているからレアだ。25万円で買わないか』(と言われた)」
男子児童は、日本円で110円ほどのカナダの10ドル紙幣を25万円で買い取ったほか、名古屋港水族館で700円で売られている記念メダルを「純金製で金の価格は、価値が上がり続ける」と言われ、36万円で購入していました。金銭のやり取りは、校舎内の男子トイレの個室で行われていたということです。
男子児童が入手したものとは別のメダル
学校側は、これまでのCBCの取材に対し「発覚した時期は中学受験のシーズンで、根拠のない話で児童を刺激することができないという判断から、事実関係の確認ができなかった。警察から問い合わせがあれば真摯に対応する」とコメントしていました。この問題を受けて7日午後2時から、児童の通う小学校で行われた保護者説明会。出席した児童の父親は。
男子児童が入手したものとは別のメダル
(男子児童の父親)「(Q.学校側の調査について言及は?)『(学校側は)家庭同士で話が進んでいると思っていた。そこを把握できず、学校から能動的な動きが不足していた』と認めていたと解釈している。今回、私の息子という悲しい事例・間違った事例を作った。次の被害者・事件を起こさないよう周囲に示す必要がある」
また、別の保護者は「学校側の説明は納得できる内容ではなかった」と振り返りました。この一件を受け街の大人たちは…(2児の父親)「自分の時代と違うことが起きている。めちゃくちゃびっくりした」(小学生の母親)「(子どもから)学校の様子をちゃんと聞かないとなと思いました。知らない所で子ども同士のやり取りがあるので」(小学生の母親)「(Q.お年玉はどうしている?)私が管理して、子ども(名義)の銀行に入れている。子どもが触れる所には、置かないようにしている」街にも大きな波紋が広がった今回の出来事。小学校での保護者説明会は、学年別に2回に分けていて8日も行われます。

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