北陸 20~21日は石川で警報級大雨 暖気優勢で雪崩や融雪に…の画像はこちら >>
北陸地方では、19日以降は、しばらく雲に覆われて雨や雪の降る日が続く見込みです。石川県では、20日と21日は警報級の大雨となる可能性もあります。土砂災害には十分注意して安全な場所でお過ごし下さい。また、北陸地方には、このあと20日頃をピークに、季節外れの強い暖気が流れ込む見込みです。21日頃にかけては、積雪地域でも雨が降り、雪解けが急速に進むでしょう。雪崩や融雪による土砂災害(地滑り)、浸水害などにも十分注意して下さい。
22日頃まで 低気圧や前線に伴う降水が続く 総雨量が多くなる所も
19日は、はじめ晴れ間もありますが、西から天気は下り坂となり、次第に雨が降りだす見込みです。南よりの風が次第に強まるでしょう。海上や南北走行の川沿いから先行する強風に十分注意して下さい。20日は、日本海を南下する前線が北陸地方を通過する見込みです。前線の通過時を中心に雨脚が強まり、雷を伴う所もありそうです。21日は、新たな前線が大陸方面から日本海に延び、前線上を低気圧が進む見込みです。22日頃にかけて、断続的に雨が降るでしょう。平野部では22日の日中いっぱいまでは、雪ではなく雨が降りやすい見込みで総雨量が多くなる所もありそうです。雨の降り方には十分注意して、安全な場所でお過ごし下さい。
21日頃までは標高1500メートル付近でも雨 融雪災害に注意
21日頃にかけては、標高の高い所や積雪の多い地域でも雨が降りやすくなる見込みです。雪解けが急速に進むでしょう。融雪が進むと、地中の水分が多くなり、がけ崩れや地滑りなどの土砂災害の危険性が高まる所が出てきますので十分な注意が必要です。また、斜面に積もった雪が崩落する雪崩が発生するおそれもあります。季節先取りの暖気の影響で「全層なだれ」が発生しやすく、流れ下る速度や距離は「表層なだれ」に比べて小さいものの、破壊力が大きくなる傾向があり危険なものがあります。前兆現象を伴うことが多く、雪の斜面にひび割れやしわができる、あるいは融雪が急に増えるなど、ふだんと違う現象が現れた時は危険性が高まっていることがあり十分注意して下さい。