東京都内でスギ花粉が飛散開始 昨年より1日早く 過去10年平均より6日早い

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東京都によると、都内でスギ花粉の飛散開始が確認されました。飛散開始日は2月9日(金)、東京でもスギ花粉のシーズンがスタートしました。
都内でも本格的な花粉シーズンに突入
東京都は今日13日(火)、都内でスギ花粉の飛散開始を確認したと発表しました。飛散開始日(※)は2月9日(金)です。過去10年平均(2月15日)より6日早く、昨年(2月10日)より1日早い観測となりました。東京都内でもいよいよ、スギ花粉の本格的なシーズンがスタートしました。※飛散開始日とは、1月以降に1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日以上連続して観測した最初の日のことです。都によりますと、青梅、立川、多摩で2月9日に2日連続して、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉が観測されたため、「2月9日からスギ花粉の飛散開始」となりました。
ピークは?

スギ花粉の飛散がピークを迎える時期は、福岡・高松・東京は2月下旬から、広島・大阪・名古屋・金沢・仙台は3月上旬からとなるでしょう。ピークの期間は10日から1か月ほど続く見込みです。2月15日は、南風が強まり「春一番」が吹く可能性があります。春一番が吹くような、風が強く急に暖かくなる日があると花粉の飛散量が一気に増えて、ピークの時期が早まることも考えられます。ピークを迎える前から、万全な花粉対策を心がけるとよいでしょう。
花粉が飛びやすい条件

花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。① 「晴れて気温が高い日」スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。② 「空気が乾燥して風が強い日」湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。

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