ラーメン店で食中毒発生…7人が下痢など訴え 原因は長時間漬け込んだチャーシューか【新潟市】

新潟市は9日、新潟市江南区のラーメン店で食中毒が発生したと発表しました。客など7人が下痢などの症状を訴えましたが、快方に向かっています。チャーシューが長時間、常温でタレにつけ込まれていたことが原因とみられています。

食中毒が発生したのは新潟市江南区にあるラーメン店です。

新潟市によりますと、2月5日にラーメン店の店長から「2月3日に当店を利用した客が数時間後に下痢をしたという申し出が2月4日にあった。検証のため、従業員2人でラーメンを食べたところ、2人とも数時間後に下痢をした」と連絡があったほか、別の利用者からも保健所に対し体調不良を訴える連絡があったことから事案が発覚したといいます。

調査の結果、このラーメン店で提供されたチャーシューから下痢や腹痛などの症状を引き起こすウェルシュ菌が確認されたということです。

新潟市保健所は原因について、生の豚肉を煮込んで味付け用のタレに移したあと、常温で12時間以上漬け込んだことにより、菌が増殖したとみています。

このラーメン店では2月3日にチャーシューの乗ったラーメンが149杯、4日に151杯販売されていて、これまでに7人が下痢や腹痛を訴えましたが現在は快方に向かっています。

ラーメン店では2月5日から営業を自粛し、施設の清掃・消毒を行っているほか、チャーシューの製造方法についても見直しているといいます。

新潟市保健所は今後、店のチャーシューの製造方法の改善確認などの調査を行う予定です。

また新潟市保健所は、加熱調理をしたら2時間以内を目安になるべく早く食べること、加熱後に冷却する場合は小分けするなどして速やかに冷ますこと、保存する場合は10℃以下か60℃以上に保つこと、食べる直前に十分に再加熱することなどを呼びかけています。

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