去年7月上旬、新潟市で知人の30代男性に、架空の補助金制度の申請のために金を出して欲しいなどと嘘をついて、現金合計82万円をだまし取った疑いで男2人が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、新潟市南区に住む自動車板金業の男(34)と新潟市西区に住む無職の男(34)です。
2人は共謀して去年7月上旬、知人の30代男性に対して「国から出る補助金があるが、売り上げを計上しないと補助金を申請できない。架空の契約をしたことにしてお金を出してもらいたい」や「7月中には返します」などと嘘をつき、新潟市で3回にわたって現金合計82万円をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、逮捕された2人と被害者の男性は知り合いで、2人は架空の補助金制度をうたい、板金の契約を持ちかけて男性から現金をだまし取ったということです。
警察は共犯事件であるとして2人の認否を明らかにしていません。
2人は同様の手口の詐欺事件で1月に逮捕されていて、余罪捜査や「期日を過ぎてもお金が返ってこない」という被害者からの届け出で今回の事件が発覚しました。
警察は、余罪や事件の経緯などを詳しく調べています。
また、警察は一般的に「売上金を計上して補助金が出る」ような制度はないので同様の詐欺に気をつけることや、お金の話が出たら自分で一度考えることなどを呼びかけています。