吉高由里子さん威勢良く「福は内」 成田山新勝寺で節分会 岸谷五朗さん、大関・豊昇龍関も豆まき

成田市の成田山新勝寺で3日、五穀豊穣(ほうじょう)や能登半島地震の被災地復興の祈りを込め、恒例行事「節分会」が行われた。吉高由里子さんらNHK大河ドラマ「光る君へ」出演者や大相撲力士が参加し、「福は内」の威勢の良いかけ声に合わせて豆をまいた。
朝から大勢の参拝客が訪れ、境内を埋め尽くした。新勝寺によると、コロナ禍前並みの人出となった。大本堂前の特設舞台に吉高さんのほか、柄本佑さん、岸谷五朗さん、吉田羊さんら大河ドラマ出演者が登場すると歓声が上がった。大相撲からは大関・豊昇龍関や小結・高安関、いずれも前頭の朝乃山関、御嶽海関、遠藤関が参加し、豪快に豆をまいた。
豆まきは3回あり、大豆計約860キロと殻付き落花生計約400キロを使用。参拝客は参加者が勢い良く投げた豆をつかみ取ろうと、快晴の空に向けて手を高く伸ばした。
新勝寺の豆まきでは、参加者は「福は内」とのみ発した。本尊不動明王の慈悲で鬼すら改心するとのいわれがあるからだという。
毎年参加している歌手の島津亜矢さんは「マスクを取った参拝客が昨年より増え、晴れやかな笑顔が見られてうれしい。一方で被災した皆さんが1日も早く暖かい場所で過ごせるようになることも願って豆をまいた」と話した。
船橋市から夫婦で訪れた五十嵐拓哉さん(29)と麻璃菜さん(27)は豆をつかみ、「家を建てる節目の年なので福をもらえてうれしい。健康第一で一年を過ごしたい」と声をそろえた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする