「日本一」じゃなくなったけど…静岡の台風被害で1年4か月ぶり再開したローラー式滑り台「短くなっても迫力は…」

静岡市立日本平動物園で、2022年9月の台風被害で休止していた園内のローラースライダーとオートチェアの利用が1日、1年4か月ぶりに再開された。
休止前のスライダーは長さ390メートルで、座面がローラー式の滑り台では日本一(同園調べ)を誇っていた。高さ約50メートルの展望広場に向かう乗り物としてのオートチェアと、2000年に完成。来園者に20年以上、親しまれてきた。だが、22年の台風15号によって斜面中腹が崩落し、スライダーの土台が破損した。休止されて以降、再開を望む声が届き、今回は被害のあった中腹は「遊歩道」として、上部からの130メートル、下部への150メートルと2つのコースに分けて再開することになった。
距離は以前の約72%に減り、二分割されたことで「日本一」ではなくなった。以前の390メートルに戻るかは未定。ただ、同園担当者は「距離は短くなっても、広場の上から迫力満点のスライダーです」とPRした。この日は再開を待ちわびた地元男性らが滑り降りていた。
◆利用めも ローラースライダーは大人200円、小人(小学生)100円で4歳から利用可。オートチェアは大人100円、小人(小学生)50円。ともに未就学児は大人の付添いが必要で、雨天時運行休止。

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