携帯レンタル会社Area摘発-本人確認せず貸出

東京都板橋区の携帯電話レンタル会社「Area」が貸し出しをする際に必要となる客の本人確認をせずにSIMカードを貸し出したとして、神奈川県警生活経済課などは5月21日、社長の男ら2人を携帯電話不正利用法防止法違反の容疑で逮捕しました。

逮捕されたのは、Areaの社長・辻本武良容疑者(36)と、従業員・小金丸健悟容疑者(28)です。

辻本武良=つじもと たけよし
小金丸健悟=こがねまる けんご

発表によると辻本武良容疑者らは昨年2月~今年1月、客から運転免許証などの提示を受ける本人確認手続きを取らず、1万2000円~2万6000円程度の料金でSIMカードを貸し出した疑いが持たれています。

辻本武良容疑者らは、Webサイトで「他社の審査に通らない方におすすめです」などと記載して客を集めていたといい、さらに他人の運転免許証のコピーを勝手に使うなどしてSIMカードを貸し出していたとみられています。

貸し出されたSIMカードは、振り込め詐欺やヤミ金融など何らかの犯罪行為に使われた可能性が高いということです。

警察の取り調べに対し辻本武良容疑者らは「運転免許証で本人確認をしていた」などと話し、容疑を否認しているとのこと。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする