沖縄や長崎を舞台にした映画「彼方(かなた)の閃光(せんこう)」の舞台あいさつが27日、那覇市のシネマQで開かれた。幼少期に視力を失い、手術が成功しても色彩を感じられない20歳の主人公・光が、戦後を代表する写真家で、沖縄との関わりも深い東松照明の写真と出会い、戦争の痕跡をたどる物語。光を演じた眞栄田郷敦さんと半野喜弘監督が登壇した。(2月2日付芸能面に2人のインタビュー) 糸満市の「轟の壕」や摩文仁の浜、名護市辺野古や宜野湾市の佐喜眞美術館が登場し、県出身俳優の尚玄さんやラッパーのAwich(エイウィッチ)さんが出演している。 眞栄田さんは「あえて下見をせず、その場で感じた空気感を大切にした」と振り返った。半野監督は「光のまなざしを通して、僕らの日常が当たり前にあることの大切さ、もろさを再確認してほしい」と話した。(学芸部・屋良朝輝)眞栄田郷敦さん「沖縄の空気を感じて演じた」 主演映画「彼方の…の画像はこちら >>