無許可で薬販売か 医薬品販売会社の役員ら逮捕 医薬品医療機器法違反の疑い

無許可で医薬品をネット販売するなどしたとして、千葉県警は18日、医薬品医療機器法違反の疑いで大阪府枚方市の医薬品販売会社「ナチュラルファーマシー」の社長、北原敬子(66)=同市北中振1=と同社役員、三牧大祐(40)=同府寝屋川市香里新町=の両容疑者を逮捕した。
県警によると、同社はX(旧ツイッター)で「処方箋がなくても薬が買える」と話題になっており、オーバードーズ(過剰摂取)目的の購入者もいたとみられる。
2人の逮捕容疑は共謀し2022年1月、運営する医薬品販売サイトを介し、7人に無許可で抗生物質などの医薬品計5品(販売価格計約2万9千円)を販売した疑い。19~21年、同サイトに国の承認を受けていない抗肥満薬「ゼニカル」などの広告を出した疑いも持たれている。
北原容疑者は「弁護士と話をしてからでないと話せない」と供述し、三牧容疑者は「広告については手違いで広告されてしまった。無許可の販売についてはシンガポールの法人が販売しているものになるので、日本の法律の適用は受けないと考えている」と一部容疑を否認している。

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