復興への祈り、音色に乗せ 印西音楽協会 能登地震支援コンサート

能登半島地震などで甚大な被害を受けている被災地を支援しようと、印西市の印西音楽協会(榎戸洋子代表)は、市文化ホールでチャリティーコンサートを開き、同協会理事のピアニストとクラリネット奏者が音色に乗せて復興の祈りを届けた。
同協会は2016年の市制20周年を記念した音楽祭を機に発足。約1年前にはトルコ・シリアでの巨大地震直後にチャリティーコンサートを行った。今回の演奏会は当初、昨年末に大震災が起きた中国甘粛省への支援を目的に企画していたが、元日の能登半島地震を受けて両地域への“善意”を求める趣旨に改め、会場外に募金箱を2つ設けた。
約1時間半にわたった演奏会では、ピアニストの井後優弥さん(33)がショパンやモーツァルトの定番クラシックに加え、甘粛省を通る「シルクロード」をテーマにした曲などを披露。五十嵐優子さん(35)のクラリネットも加わった“二重奏”に60人超が聴き入った。
五十嵐さんは「(被災者が)一日、一時間でも早く安心して過ごせるように祈りの気持ちを込めて演奏した。多くの人が来場し寄付金が集まってくれてすごく良かった」などと話した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする