自宅の木工用接着剤、この時期「絶対に注意すること」をメーカー側が緊急発信 初めて知ったよ…

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本州南岸に進む低気圧の影響で、2年ぶりとなる1cm以上の積雪を記録した東京都心。先週にも「最強寒波」が本州を襲い、各地で大雪を記録した。そんな凍える寒さの中、接着剤メーカー・セメダイン公式X(旧・Twitter)アカウントが出した“注意喚起”に注目が集まっていて…。
【話題の投稿】「寒い場所では凍ります…」と発信したセメダイン公式アカウント
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5日、木工用接着剤の写真を添え、「関東のみなさま…聞こえますか…木工用接着剤…木工用接着剤を温かいところにしまうのです…」と、降雪が予想されていた関東近県ユーザーに向けメッセージを発信したセメダイン公式。
続けて、「木工用接着剤は寒い場所では凍ります…溶かしても使えません…プルプルのゼリーみたいになります…2℃~40℃のところで使用保管を…お願いいたします」とつづり、あまり知られていない木工用接着剤保管の適切な温度について言及した。…そんなの考えたこともなかった。

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この投稿は同日中に、1.2万リポスト、1.6万いいねと大きく拡散され、「初めて知りました」「有益な情報」「幼い頃教室に置いてたやつが使えなくなったりしたけどそれでかぁ…」とユーザーたちから反響の声が相次いだ。
一方、「どういう原理で?」「野菜室に入れるのが最適解?」「既に接着させてる部分の接着強度には影響ないんですか?」と、セメダイン“先生”に次なる質問を飛ばすユーザーも。
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商品を愛用しているユーザーのため、急遽注意を呼びかけたセメダイン。そんな心優しい同社に、sirabee記者は追加取材を行った。まずぶつけたのが、「なぜ木工用接着剤は寒い場所だとゼリーみたいになっちゃうのか」ということ。
それについて同社担当者は「牛乳が水の中にタンパク質が分散していて凍るのと同じように、木工用接着剤は水の中に樹脂が分散しているので、寒い場所では水が凍ってしまいます」と原理を説明した上で、「(水が凍ってゼリー状になると)残念ながら、使用できません」と教えてくれた。
(関東のみなさま…聞こえますか…木工用接着剤…木工用接着剤を温かいところにしまうのです…木工用接着剤は寒い場所では凍ります…溶かしても使えません…プルプルのゼリーみたいになります…2℃~40℃のところで使用保管を…お願いいたします…) https://t.co/tICsead8vo pic.twitter.com/OlhOESghsT
セメダイン【公式】 (@cemedinecoltd) February 4, 2024

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一方で工作などの際、他の素材に塗り乾いた状態の接着面は「すでに硬化しているものは問題ございません」とのことで、問題がないそう。ああ、良かった。
とにかくめちゃくちゃ寒かったり、暑かったりする場所に木工用接着剤を保管しておくのは避けるべきというわけである。ちなみに熱や暑さに強い商品がないかと聞くと、「多用途接着剤の『スーパーXシリーズ』がおすすめです。熱や水に強く、硬化後は弾力があるため衝撃にも強い接着剤となっております!」と、突然ボルテージ爆上げで説明してくれた担当者。
さらに「セメダインのSNSでは、それらの便利な使い方や接着にまつわる豆知識を投稿しておりますので、チェックしていただけると嬉しいです」と猛烈にプッシュされ、DIY好きの記者は永久にセメダイン公式アカウントをフォローすることを約束した。

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