「学校敷地に手榴弾」の通報で警察出動 ドローン用いた調査で判明した正体は…

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現在の教育現場は、残念ながら「絶対に安全な場所」とは言えない。先日はある学校で「手榴弾らしき物」が見つかり大騒ぎになっていたことを、『New York Post』『Fox News』などアメリカのメディアが伝えている。

2023年12月18日午前10時35分、アメリカ・オレゴン州のミドルスクール職員が、現地警察に「学校敷地の草地に手榴弾のような物がある」と通報した。
これを受け、警察は学校に急行。問題の「手榴弾」は、校舎から少し離れた場所にある陸上競技用トラックの近くに落ちていることを確認した。
学校職員は万が一に備え、全生徒を校舎に誘導したという。

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警察はオレゴン州の爆弾処理班に連絡しながら、対応を進めた。またその一方でドローンを飛ばし、落ちている物の撮影に成功。画像を確認したところ、手榴弾そっくりに作られた犬の糞用マナーポーチであることが明らかになった。
その後、警察は問題の品を敷地から撤去したこと、生徒たちも学校での活動を再開したことをSNSで発表した。
ミドルスクールに対しては、「生徒たちの安全を守るために、速やかに行動してくださいました。どうもありがとうございました」と感謝している。

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爆発物など危険な物ではなかったが、学校での銃乱射といった恐ろしい事件が後を絶たないため、「注意してもしすぎとは言えない」「こんな物を落としていく奴は、テロ未遂容疑で逮捕してほしい」という声が、ネット上に多数書き込まれている。
ただ一部のネットユーザーは、「びくびくしすぎではないか」「なぜ爆弾処理班を呼ぶのか。退役軍人に聞けばすぐに偽物と分かったはず」と書き込んでいる。
なお、手榴弾そっくりに作られたキーホルダーなど類似品が多数販売されているが、それを問題視する声はほぼ上がっていないようだ。

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