突然ですが、今あなたは自分の字は好きですか? 字を見ると、なんとなくその人のイメージを表すように感じる方は少なくないはず。実際、「筆跡心理学」という学問の考え方から、字のクセで性格や心理を読み解くことができます。
しかも、筆跡を変えるだけで性格の改善にも役立ちます。時間はかかりますが、何度も筆跡を意識して字を書くことでなりたい性格を認識し、取り入れられていくのです。
そこで今回は、運が開ける「開運筆跡」をいくつかご紹介。開運筆跡を取り入れて、2024年こそ、理想の自分を目指しましょう。
○もうブレない! 安定した運気をキープしたい
「門」「開」などの門構えや、「岡」「国」などの四角い漢字を、下部を広く末広がりに書く筆跡を「弘法型」と呼びます。「開運筆跡」と言えばコレ、と言っても過言ではないほど、この筆跡があると生活面で困ることがない、安定した日々を目指せます。
字のバランスとしても、末広がりに書くことで、安定して見えます。一方で、下をすぼめて書く「下狭型」や、平行四辺形のように傾く「右傾型」は、不安定であまり良い筆跡とは言えません。
「下狭型」は最後までうまく物事をやりとげられなかったり、「右傾型」はあえて不安がある方に突っ走ってしまったりと、運気にブレが出てしまうのです。
安定した幸せを手に入れるためにも、四角い漢字を書く時は、どっしりと安定した末広がりを意識しましょう。
○お金を貯めたい!
筆跡分析で比較的有名なのが、「口」の字による金運を高める筆跡。「口」という字の上と下の線がくっついているか離れているかで、性格だけでなく、貯金ができるかどうかを見ることができます。
左上(1画目と2画目の接する部分)は、お金の入り口。ここがきっちり閉じていると、お金が入らない状態になってしまうので、少し線を離しましょう。性格としては、真面目で几帳面な人。きちんとしているのはとても素晴らしいことですが、少し気持ちに余裕を作ることで、お金だけでなく、情報や人脈も入り込んできます。そこから新たな収入につながる話や、能力が開花することも。チャンスを逃さぬよう、間口は少し開けておきましょう。
一方で、下の左右が開いていると、今度はそこからお金が出ていってしまいます。下は左右どちらもぴったり閉じましょう。下が開いている人は、楽天的で人付き合いも良いのですが、ややルーズな面が出てしまいます。きっちり閉じることでけじめがつけられ、お金も貯めることができるでしょう。
健康運アップは「口」を大きく!
お金の面だけでなく、「口」という字は元気のバロメーター。「口」は3画もあり、書いていると意外と労力を要します。できるだけ省エネしたいと思うと、サッと書ける「〇」のようになり、大きさもどんどん小さくなっていくのです。
つまり、「口」の字を小さく書くようになると、体力が落ち気味ということ。心身ともに本当に疲れてくると、「口」がつぶれたような字になることも。大きく書けない時は一度立ち止まり、しっかり休みましょう。
ちなみに、「口」を大きく書く人は、性格的に若々しく、年を重ねてもハツラツとした人が多いです。子どもの頃は、大きく書いていたのに、大人になると小さくなっていく傾向もあるため、若い方で「口」を小さく書く人は落ち着いていて、精神年齢が高いことが多いです。
いつまでも若々しく元気でいるために、ぜひ「口」は大きめにしっかり書くことを意識してみてください。
○恋愛運を上げるなら、モテ筆跡を取り入れて
広瀬すずさんや石原さとみさん、高畑充希さん、渡辺謙さんなど、数々の芸能人に多く見られる、「左払い長型」という筆跡。その名の通り、左の払いを長く書く筆跡です。
この筆跡がある人は、華やかでオシャレな人が多く、いるだけでなんとなく目を引くような魅力を持っています。見目の美しさだけでなく、その人が持つ個性や雰囲気もキラリと光るものを感じさせるのです。
いわば「左払い長型」は「モテ筆跡」とも言える筆跡。この筆跡を取り入れれば、ファッションやメイクへの意識を高め、自分への自信へとつながっていくはずです。
忙しい日々を過ごしていると、オシャレのアンテナが落ち気味になったり、年末年始に食べすぎて美容への意識がおろそかになってしまったりする時も。ぜひ左払いを長く書いて、自信を取り戻しましょう。
○半年から1年で性格改善を目指せる! まずは年賀状から始めてみて
そもそも、字で性格や心理を読める理由は、字を書くという行為も自身の行動傾向の一つだから。日頃からせっかちな人は急いで字を詰めて書きますし、マイペースな人はゆっくり字の間を空けて書きます。このように、筆跡には自身の性格からくる行動が直接表れるのです。
だからこそ、筆跡を変えれば性格も改善されるということ。とはいえ、いきなり字を変えたからと言って、すぐお金が貯まる……なんていうことはやはり難しいです。最低でも半年~1年ほど筆跡を意識しながら繰り返し字を書くことで、なりたい性格が刷り込まれていきます。
字を書く機会が減っている昨今。まずは年賀状の返信から、筆跡改善を意識してみてはいかがでしょうか。
関 由佳 せき ゆか コラムニスト/心理カウンセラーでカラーセラピスト、筆跡アナリスト。前向きな女性の生き方を提案するコラムを執筆し、最近はテレビ出演やライター講師の活動も。多面的な角度から人の心理を読み解きます。 この著者の記事一覧はこちら