ふわふわ、もちもち「生ドーナツ」の次は…「ヌン活」スコーン…来年ブレイク・スイーツ予想

今年、スイーツで大ヒットした商品といえば、ふわふわ、もちもち食感が特徴の「生ドーナツ」だった。ドーナツのテイクアウト専門店「UNI DONUTS 横浜阪東橋店」の桑野翔平店長(30)に人気の秘密について迫った。また、来年ブレイクが予想されるスイーツは、イギリス発祥の伝統菓子「スコーン」が挙がった。(坂口 愛澄)
全国に専門店がオープンし、大行列を作るなど今年話題となった生ドーナツ。通常のドーナツと比較すると「ふわふわ」、「軽い」といった特徴がある。桑野さんは「口当たりが滑らかで食べやすいんです」とアピールした。
横浜市営ブルーライン・阪東橋駅から徒歩5分のところにある「UNI DONUTS」では、開店1時間半前から行列ができ、オープンからわずか1時間で完売する盛況ぶり。同店の特徴は生地を2段階に分けて発酵させ、約3分程度揚げることだという。
人気1位のプレーンの「ユニドーナツ」(税込み 250円)など全6種の生地には、フードロスを減らすため規格外のカボチャを使用。それが「保水性が高まり、よりふわっと」した独特な食感につながった。顧客には高齢者も多く、「3日連続で買いに来てくれたお客様もいました」(桑野さん)。
ストロベリー、ホイップなどは一口食べると、クリームがあふれだし、かなりの満腹感が得られる。今年、10件以上の取材を受けた桑野さんは「数年間、独学で試作し完成に至りました。できたてを食べに来てほしい」と話した。
一方、2024年に流行するスイーツを探すべく、代官山駅前で街頭調査を行うと、「スコーン」が浮上した。表参道駅近くにある洋菓子店「good day for you」には、ドラマや映画で主役級の俳優やモデルらもお忍びで訪れているという。
ブレイクが期待されていることについて、同店の製造統括部長・畑井孝友さん(50)は「ワクワクしているし、楽しみ!」と笑顔。コロナ禍が収まり、アフタヌーンティーを楽しむ「ヌン活」が流行したことでスコーン人気も上昇中だという。
人気ナンバーワンは「チョコチップとはちみつのスコーン」(税込み390円、テイクアウト)だ。抹茶やブドウなどを使用し「素材の味を楽しんでもらえると思います」と説明した。
ケータリングの利用も多く、一度に20個以上購入する顧客も多いという。まだスコーンを食べたことがないという人に向け、畑井さんは「ぜひ一度食べにきてください!」と呼びかけた。

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