お正月に飲む「お屠蘇」ってなに? 東京・日本の酒情報館で「オーセンティックなお屠蘇」「ネオお屠蘇」を提供

日本酒造組合中央会は2024年1月5日~1月31日、「味醂ベースのオーセンティックなお屠蘇(常温)」と「颯茶と貴醸酒をベースにカルダモンを加えたネオお屠蘇(燗)」(各1杯300円)を「日本の酒情報館」(東京都港区西新橋)で提供する。

全国約1,700の酒類(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)メーカーが所属する日本酒業界最大の団体、日本酒造組合中央会は、國酒の魅力に直接触れて知ることができる「日本の酒情報館」を企画・運営し、日本酒の魅力やトレンドを発信している。

お屠蘇が中国より日本に伝わったのは平安時代といわれており、江戸時代になる頃にはさらなる広がりを見せ、次第に一般庶民の正月行事として定着していった。お屠蘇は屠蘇散と呼ばれる山椒や八角など、いくつかの生薬(スパイス)を配合したものを、日本酒やみりんに漬け込んだ薬草酒。一年の無病長寿を願い、正月に飲む特別なお酒として暮らしに溶け込んでいった。情報館では、2024年のお正月を迎えるにあたり、お屠蘇の新しい形「ネオお屠蘇」を提案。2種類のネオお屠蘇を期間限定で有料試飲提供する。

今回提供する、味醂ベースのオーセンティックなお屠蘇は、とろりとした本格味醂に甘草・紅花・桔梗・浜防風・蜜柑皮など10種類のスパイスをミックスした屠蘇散を浸して作った日本の伝統的なお屠蘇。とろりとした上品な甘味と複雑なスパイスの香味が楽しめる。

颯茶と貴醸酒をベースにカルダモンを加えたネオお屠蘇は、香り立つ微発酵茶に貴醸酒をミックスして温めたものに「スパイスの女王」と称される爽やかな香りのカルダモンシードを加えたモダンタイプ のお屠蘇。軽い甘口のお酒に爽やかなスパイスとお茶の香りがミックスした気持ち良い味わいだという。

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