しこう品としての大麻の使用などが合法化されているカナダから国際郵便を使って大麻を密輸したとして、埼玉県の男3人が逮捕されました。
同様の手口で送られた5つの小包から、末端価格にしてあわせておよそ2500万円分の大麻が見つかっていて、警察が関連を調べています。
逮捕されたのは、埼玉県川越市の無職、野村侑輝容疑者(23)ら男3人です。
警察によりますと、野村容疑者らは3月、乾燥大麻1.4キロ、末端価格にしておよそ700万円分が入った小包を国際郵便でカナダから密輸したとして、大麻取締法違反の疑いがもたれています。
警察は今後の捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていません。
これまでの調べで、カナダからは、このほかにも埼玉県内の4か所のアパートの空き部屋宛てに国際郵便で小包が送られ、乾燥大麻あわせて3キロ余り、末端価格でおよそ1800万円分が見つかっているということです。
警察は、3人が空き部屋に届いた不在連絡票を回収した上で郵便局で小包を受け取る手口で密輸を繰り返していたと見て関連を調べています。
カナダでは去年、しこう品としての大麻の所持や使用などが一定の条件のもとで合法化されていて、警察は密輸が増えるおそれがあるとして取り締まりを強化しています。