久しぶりの艦艇攻撃か。
ウクライナ空軍は2023年12月26日未明、ロシア占領下にあるクリミアのフェオドシヤ湾で、ロシア海軍のロプーチャ級揚陸艦「ノヴォチェルカスク」に損傷を与えたと発表しました。
高性能ミサイル再び? 「ロシア大型艦が大損傷」ウクライナ軍発…の画像はこちら >>艦首のハッチを開いた状態のロプーチャ級揚陸艦(画像:ロシア国防省)。
攻撃の直後からフェオドシヤ湾では、大規模な火災が発生しており、その様子はSNSなどでも投稿されています。ウクライナ空軍のミコラ・オレシュチュク司令官は「ロシアの艦隊はますます縮小している」「作戦に関わった人たちに感謝します」 と同艦の撃破を確信した投稿をテレグラムで行っています。
ロシア側の報道によると、同地では大きな衝撃音の後に煙が立ち上がり、攻撃後フェオドシヤ湾は封鎖されたとのことです。さらに12月26日、ロシア国防省は同艦が損傷を受けたことを発表しました。
「ノヴォチェルカスク」は大型揚陸艦に分類される艦となっており、450tの貨物を積載可能で船首ハッチと船尾ハッチを有しています。2023年9月13日にも同型艦の「ミンスク」が損傷を受けており、ロプーチャ級揚陸艦への被害としては2例目となります。
なお、今回の作戦はウクライナ空軍の主導ということで、攻撃にはイギリスやフランスから供与を受けた空中発射型のスタンドオフミサイル「ストーム・シャドウ/SCALP-EG」が使用された可能性が高いとみられています。