ぬいぐるみのように愛らしい見た目をしていて、人語を喋らない動物たち。しかし、彼らも人間と同じように心を持っています。
人間ほど分かりやすくなくても、喜怒哀楽の感情があるはず。心を通わせれば、表情や動作のちょっとした変化から、コミュニケーションをとることができるのです。
兵庫県南あわじ市にある動物園『淡路ファームパーク イングランドの丘』は、来園者からの素朴な質問を募り、『生き物のプロ』である飼育員が回答をしています。
X(Twitter)アカウント(@englandhill_zoo)で公開したのは、『動物に関するQ&A』の貼り紙。
来園者から寄せられたのは、ある動物に関する質問でした。
おっとりとした顔立ちが高い人気を誇る、カピバラ。
その姿を見て、きっとこの来園者は「のほほんとしていて、怒ることはないんだろうな」と思ったのでしょう。
質問に回答したのは、普段からカピバラと触れ合っている飼育員。イラスト付きで、分かりやすく説明をしてくれました!
いえいえ、カピバラはおっとりとして、おとなしそうに見えますが、怒る時はしっかりめに怒りますよ。
さすがネズミの仲間なだけあって、しっかりとした前歯を持っているので、噛まれると大変危険です。
くれぐれもカピバラが嫌がることは、しないようにしましょう。
前述したように、動物たちにも人間と同じように喜怒哀楽があります。おっとりとして見えるカピバラも当然、怒ることはあるでしょう。
社会ではよく「普段怒らない人ほど、怒らせると怖い」という言葉を耳にします。カピバラの場合も、同様なのかもしれませんね。
紙には、まさに今怒っているカピバラの様子が。どうやらその怒りは…『カピパラ』と名前を間違えられたことが原因のようです!
動物への愛が伝わってくる飼育員の回答に、多くの人から反響が上がりました。
・うんうん、カピバラも怒るよね…って、怒る場所そこなんかーい!
・ムッとした表情の絵で笑った。間違えないように気を付けるねー!
・え、そうなの!?ずっと『カピパラ』だと思っていました…。
「自分がされて嫌なことはしない」というのは、子供の頃から誰もがよくいい聞かされてきたこと。
相手の気持ちを考えてコミュニケーションをとりたいですね!
[文・構成/grape編集部]