北海道 3か月予報 暖冬傾向で雪解けは順調に進みそうの画像はこちら >>
向こう3か月は、冬型の気圧配置が弱く寒気の影響を受けにくいため、気温は平年より高く、日本海側の降雪量は平年並みか少なくなる見込みです。ひとたび寒気が入るとまとまった雪が降る可能性はありますが、雪融けは順調に進みそうです。なお、今週後半は再び警報級の大雪となる日があるでしょう。
今週後半は再び警報級の大雪となる日がありそう
21日(木)から23日(土)頃にかけては、北海道付近には強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まるでしょう。寒気や冬型の気圧配置の強まりの程度によっては、日本海側を中心に警報級の大雪となり大荒れの天気となる恐れがあります。前回は留萌地方を中心に記録的な大雪となりましたが、風向き次第では札幌圏でも雪が強まることもあるでしょう。また、25日(月)も三陸沖から北上する低気圧の影響で全道的に雪となり、低気圧の進路次第では太平洋側などで大雪となる恐れがあります。
1月の天候 冬型の気圧配置は弱いが、局地的な大雪となる日も
きょう19日(火)、札幌管区気象台からこの先3か月の見通しが発表されました。1月は、降水量はほぼ平年並み、気温は平年並みか高くなるでしょう。平年と同様に、日本海側やオホーツク海側では曇りや雪の日が多く、太平洋側では晴れる日が多くなる見込みです。シベリア高気圧の日本付近への張り出しは弱いでしょう。冬型の気圧配置は全般に弱く大陸からの寒気の流入も弱い見込みですが、一時的な寒気の流入によりまとまった雪の降る所はある見込みです。
2月の天候 大陸からの寒気移流は例年より弱く、気温は平年並みか高め
2月も、降水量はほぼ平年並み、気温は平年並みか高くなりそうです。平年と同様に、日本海側は曇りや雪の日が多くなりますが、太平洋側では晴れる日が多く、オホーツク海側も平年同様晴れる日が多くなるでしょう。シベリア高気圧の日本付近への張り出しは弱く、冬型の気圧配置も全般に弱い見込みです。偏西風は日本付近で北に蛇行するため、大陸からの寒気の流入も弱いでしょう。
3月の天候 根雪(長期積雪)の終日は早まりそう
3月も、引き続き降水量はほぼ平年並みで経過します。気温も平年並みかやや高くなるでしょう。平年と同様に、日本海側は曇りや雪の日が多くなりますが、太平洋側では晴れる日が多く、オホーツク海側も平年同様晴れる日が多くなる見込みです。シベリア高気圧の日本付近への張り出しは弱いですが、アリューシャン低気圧は平年より強いでしょう。冬型の気圧配置となる日もありますが長続きせず、大陸からの寒気の流入は弱いでしょう。3月は本格的な雪融けの季節です。気温は平年並みか高い予想となっていますので、雪融けは順調に進み根雪(長期積雪)の終日は例年より早まりそうです。