マネーフォワードは12月11日、「お金の意識調査2023」の結果を発表した。同調査は、2023年11月6日~12日までの間、お金の見える化アプリ『マネーフォワード ME』の利用者7,218人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、『マネーフォワード ME』利用して家計改善を実感したと回答している人のうち、「無駄遣いが減った」「お金の勉強や情報収集をするようになった」のは51%であった。家計改善を実感した人の改善額は、平均で月24,599円。プレミアム会員は月26,712円で、無料会員の金額の約1.45倍という結果に。
家計改善を実感した人に対して、意識したことについて聞いたところ、1位は「日ごろの支出を意識」となった。次いで、「年会費や月額費のかかるサービスの見直し」「携帯電話料金の見直し」と続いた。
実際に給与デジタル払いが導入された場合どう思うかについて質問したところ、「これまで通りがよい」(78%)が最も多い回答に。一方、給与の全額をデジタルでもらいたいと回答したのは全体の7%であった。
日々の支払いにキャッシュレス決済を利用しているかを尋ねると、全体の99%が「利用している」と回答。その理由の上位は「会計時にスムーズに決済が完了するため」、「ポイント・マイルを貯めるため」、「現金を出すのが面倒なため」となった。
次に、2023年を通して投資への意識・興味関心が高まったのは、全体の69%。そのうち59%が新NISAを理由に意識・興味関心が高まったと回答した。また、これから先投資を始めてみたいと考えている人が特に気になっている投資先は「新NISA」が1位となった。
投資を始めるにあたって必要だと感じるものについて尋ねると、1位「投資のための資金、投資の始め方を勉強するための機会」、2位「投資のプロによる定期的なサポート」、3位「投資を行っている人の等身大な体験談」となった。
2023年の冬のボーナスの使い道を質問したところ、2022年の同調査では「貯蓄へ回す」という回答が1位であったが、2023年の1位は「投資へ回す」であった。
最後に、2024年に「減らしたい」と思う支出について聞くと、「食費」が最も多い結果に。また、「予算を増やしたい」と思う支出については、「趣味・娯楽費」「教育費」「健康・医療費」という回答が集まった。