千葉決戦あす投開票 主要候補最後の支持固め 【2025千葉県知事選】

任期満了に伴う千葉県知事選と千葉市長選はあす16日投票、即日開票される。前回2021年に続き、知事選と政令市の千葉市長選が同日に行われる。知事選は再選を目指す現職と3新人が立候補、千葉市長選は現職に2新人が挑む構図で、候補者は各地で舌戦を繰り広げている。鴨川市長選、4選挙区での県議補選、東金市議選も16日に投開票される。
知事選には、自民や立憲民主など6党の県組織などから支持を受け再選を目指す無所属現職の熊谷俊人氏(47)、無所属新人でフリージャーナリストの小倉正行氏(72)=共産推薦、政治団体「つばさの党」代表で新人の黒川敦彦氏(46)、政治団体「NHKから国民を守る党」党首で新人の立花孝志氏(57)が立候補。現県政の評価などが争点になっている。
主要2候補は、政党からの支援を受けるなどして最後の支持固めを図る。
熊谷氏は、現職としての4年間の実績を主張するとともに、成田空港機能強化や防災といった各地域の課題解決を訴え。「1人のリーダーの力で全てを変えることはできない」との論法で県民の協力を呼びかけた。午後7時からJR千葉駅東口でマイク納め。
小倉氏は「私が知事になれば、水道料金の20%値上げは白紙撤回する」と強調。県農業の立て直しやマンション防災の確立も訴えた。人口の多い都市部を中心に演説を展開し、共産党の志位和夫議長らの応援を受けた。午後7時半からJR稲毛駅前で最後の訴え。
◆知事選立候補者〈上から届け出順、敬称略〉
熊谷俊人(47) 無現(1)
【略歴】知事(元)千葉市長、千葉市議、NTTコミュニケーションズ社員。早稲田大学政治経済学部卒
小倉正行(72) 無新 =共産推薦
【略歴】フリージャーナリスト(元)国会議員秘書。京都大学法学部卒
黒川敦彦(46) 諸新
【略歴】政治団体「つばさの党」代表、投資会社役員。大阪大学工学部卒
立花孝志(57) 諸新
【略歴】政治団体「NHKから国民を守る党」党首(元)参議院議員、船橋市議。大阪府立信太高校卒

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする