「私自身もがんの治療をしたことがあります」…高額療養費の負担増見送りを巡りフジ「日曜報道」生出演のジャーナリストが告白

フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜・午前7時半)は9日、石破茂首相が7日に医療費が高くなった際の患者の支払いを抑える「高額療養費制度」の自己負担上限額引き上げの実施を見送ると表明したことを報じた。
今年8月に予定していた引き上げも含め「見直し全体について実施を見合わせると決断した」と述べた。今年秋までに改めて方針を検討し、決定する。首相は1週間前に2度目の見直しを表明したばかりで、方針転換は異例の3度目となった。がん患者らの訴えや、野党の批判に加え、夏の参院選を控えた与党内からも見直しを求める意見が相次ぎ、見送る方針を示した。
立憲民主党の野田佳彦代表は政府の対応が「患者らの生の声を最初から聞いて、もっと早く決断していれば、このような事態にならなかった」と遅過ぎると批判した。
ゲスト出演した元NHK解説委員でジャーナリストの岩田明子氏は「がんは2人に1人がかかると言われる時代であってすべての国民が抱えるリスクだと思うんです。私自身もがんの治療をしたことがありますから本当に人ごとだとは思えなかったんですね」と明かし、「もっと早い決断があってもよかったのかなと思いました」などと指摘した。

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