コメの価格高騰がランチ直撃 ご飯お代わり無料の老舗飲食店は「一人一回」にするかが悩み 名古屋

政府が備蓄米の放出を決めるなど米の価格高騰が続く中、ランチタイムに「ご飯のお代わり無料」のサービスを行っている名古屋の老舗洋食店を取材しました。
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(利用客)「いけて3杯ですかね」「結構食べますよ。日本人の体は、お米でできてますから」創業1962年、名古屋市中区の「広小路キッチンマツヤ」ではランチタイムはセルフサービスで、ご飯のおかわりが無料!(利用客)「家は茶わん一杯で終わり。ありがたいです」「(サービスがなくなると)困ります」
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このサービスは創業から63年間変わらない店の売りの1つで、ランチタイムだけでも毎日9升から12升の米を炊きます。しかし、店長の仲江さんは苦しい胸の内を語ってくれました。(広小路キッチンマツヤ 仲江亜咲奈 店長)「(米の値段が)2倍近く上がってしまったので、一番安い時と比べると。『お一人様一回』という紙を貼るか悩んでいる」
店の経営を苦しめるのは米だけではありません。
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(広小路キッチンマツヤ 仲江亜咲奈 店長)「揚げ物がメインの店なので、油は数年前と比べて1.5倍~1.7倍、値段が上がっている」味には何ら問題ない規格外の野菜を仕入れて工夫はしているものの、メニューの値上げは考えざるを得ない状況です。ところが…。
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(広小路キッチンマツヤ 仲江亜咲奈 店長)「(去年)日替わりランチを890円に値上げしたら、お客さんが減ってしまったので、850円に戻しました」一方、お客さんは…。(利用客)「気持ちとしては値上げされないとうれしい」「困りますよ。これから年金生活に入るので」
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店としては客離れがないよう値上げは避けたいところ。備蓄米の放出で今後、米の価格はどうなるのか?当然、気にはしていますが、過度な期待はしていないようで。(広小路キッチンマツヤ 仲江亜咲奈 店長)「数年前の米の価格は、これから先は無理なんだろうな。より良いものをお値打ちに買っていくことにつながればいい。注目しているところ」

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