スギ花粉がピーク 明日2日も東京で「極めて多い」 雨でも福岡や大阪で「多い」

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花粉の飛散は、東京都内で2月末から急増しています。明日2日(日)も東京は一番上のランクの「極めて多い」飛散となるでしょう。西日本を中心に雨が降りますが、福岡や大阪は「多い」、高知や静岡で「非常に多い」飛散となりそうです。油断せずに対策を。
2月末から一気に大量飛散
東京都アレルギー情報navi.のデータによりますと、東京都内の花粉は2月末から急増しています。最新のデータがある多摩地方のデータをみますと、2月27日(木)には八王子で163.6個/、多摩で109.6/、府中で110.5個/と一番上のランクの「極めて多い」飛散となっています。今年は2月に強烈な寒波の影響で、厳しい寒さの日が多く、花粉の飛散量の増加は抑えられていましたが、2月末には寒さが和らぎ、一気に飛散が増加しています。
明日2日(日) 東京で「極めて多い」 雨が降る西日本も油断せず

明日2日(日)も関東は晴れ間がでて、季節先取りの暖かさが続くでしょう。東京の花粉の飛散量は「極めて多い」見込みです。花粉症の方は万全な対策をなさってください。前線が西から延びるため、九州から近畿、北陸は日本海側を中心に雨が降ったりやんだりするでしょう。東海も所々で雨が降りそうです。雨が降ると花粉の飛散は抑えられますが、太平洋側を中心に雨の止み間がありそうです。季節先取りの暖かさも続くため、花粉の飛散量は福岡や大阪で「多い」、高知や静岡で「非常に多い」レベルでしょう。油断せずに対策をなさってください。
3日(月)から冷たい雨や雪で花粉の飛散量は減少
3日(月)から5日(水)にかけては前線が本州付近に延び、前線上の低気圧が本州の南岸沿いを進むでしょう。九州から東海にかけては冷たい雨、関東や東北では雪が降る所もありそうです。厳しい寒さも戻るため、花粉の飛散量は抑えられるでしょう。ただ、福岡や高知では5日(水)は天気が回復に向かい「非常に多い」飛散となるでしょう。6日(木)と7日(金)は福岡や高知に加え、静岡でも「非常に多い」飛散となりそうです。東京は「多い」レベルとなるでしょう。
ピークはいつまで続く?

スギ花粉のピークの期間は10日間から1か月ほど続く見込みです。福岡や広島では3月上旬にかけて、高松や大阪、名古屋、金沢では3月中旬にかけてピークとなるでしょう。東京や仙台は3月下旬にかけてピークが続く見通しです。また、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬で、期間は5日間から2週間ほど続くでしょう。風が強く吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1あたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
外出時の花粉対策

花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。① メガネメガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。② マスク感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。③ 衣類の工夫一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

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