「手がキーンとする」沖縄の保育園に2.4トンの雪 北海道から贈り物 園児たちが大はしゃぎ

【名護】沖縄の子どもたちに雪を届けようと、名護市出身で北海道に住む上地隼さん(27)が1月27日、北海道新篠津(しんしのつ)村の雪2・4トンを名護市内の20の保育園にプレゼントした。「沖縄に雪を贈るプロジェクト」で、今回で4回目。
伊差川保育園では、2~5歳クラスの園児らが初めて見る雪に大はしゃぎ。プールやたらいに山積みにされた雪をスコップですくってひょいと投げたり、手で丸めて雪合戦をしたり、思い思いに楽しんだ。
喜屋武さやなちゃん(6)は「手がキーンとするくらい冷たい。沖縄にも雪が降ったらいいなぁ」と目を輝かせ、名嘉山兼結ちゃん(6)は「手が超赤くなった。僕は絶対風邪をひくから沖縄には降らないでほしいかも」とはにかんだ。
同プロジェクトでは、2022年に240キロ、23年には1750キロ、24年は2千キロを名護市内の保育園に届けた。上地さんが道内の大学生らの協力を得て、発泡スチロール240箱分の雪を集めた。雪の空輸資金は市内外の協賛企業が出資した。雪は伊平屋村にも届けられた。
上地さんは「僕も保育園児の時に雪を見せてもらったので、その恩返しがしたい。今は県内の園児らに届けるのが目標だ」と思いを語った。(北部報道部・比嘉海人)「手がキーンとする」沖縄の保育園に2.4トンの雪 北海道から…の画像はこちら >>

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