中日ドラゴンズの沖縄キャンプ第4クール初日となる15日、ユニオンですからスタジアム宜野湾でDeNAベイスターズとの練習試合が行われた。この試合で、今シーズン期待される投打の若手が躍動し、チームに勢いをもたらした。
今日で24歳の誕生日を迎えた地元沖縄出身の仲地投手は、2番手として登板。2イニングを投げ、無安打無失点の好投を見せた。打者7人に対し、出したランナーはエラーによる1人のみという見事な内容だった。仲地は「0点で抑えられたのは良かった」と振り返りつつ、「ボールとしては自分で『しっくり』くるボールは少なかった」と冷静に分析。さらなる調整の必要性を感じている様子だった。
バースデー登板で好投の仲地と打撃好調の土田、井上監督も期待を…の画像はこちら >>
一方、バッターでは今キャンプ攻守にアピールを続ける土田選手が、この試合でも存在感を示した。1番ショートで先発出場し、先頭打者としてヒットを放ち先制のホームを踏むと、ツーアウトランナー一塁で迎えた4回の第3打席ではタイムリーツーベースを放つなど、チャンスでも強さを見せた。昨シーズンは17試合の出場にとどまった土田選手だが、「レギュラーをとりたい気持ちは強く持っているので、負けないように一生懸命努力したい」と意気込みを語った。
土田龍空選手(C)CBCテレビ
8―6で対外試合初勝利を挙げた井上監督は試合後、若手選手たちの活躍を評価。仲地投手に関しては「昨年の悔しさを、どれほど生かすことができるかは本人次第」としながらも、「生かしてくれると思っています」と話した。土田選手については「村松と争ってもらいたい選手。元気をすごく出す選手なので、彼を生かしてあげたい」と期待を寄せた。