那覇、沖縄、宜野湾の各署は12日、管内でおれおれ詐欺などの特殊詐欺被害があったとそれぞれ発表した。
那覇署によると、愛知県の20代女性が仕事で滞在中の座間味村で315万円をだまし取られた。女性の携帯電話に同日、資金洗浄事件を捜査中の警察官を名乗る人物から「あなたの口座の現金を確認するため、お金を振り込んでほしい」などと連絡があり、女性は指定された口座に送金した。
沖縄署によると、北谷町の70代男性は27万円をだまし取られた。男性が8日、自宅でパソコンを使用中、画面に「ウイルスに感染しているため修理が必要」と表示され、記載された連絡先に問い合わせた。
コンピューターソフトウエアの社員を名乗り、片言の日本語で話す男に「ソフトを入れてセキュリティーを安全にする」と言われ、指示通りに複数回、27万円相当のギフトカードを購入。パソコンでコードを入力した。
宜野湾署によると、宜野湾市の20代女性は30万円をだまし取られた。同署によると11日午後2時ごろ、女性の携帯電話に金融会社の社員を名乗る男から「クラウドサイトの利用料が未払い。30万円を支払わないと裁判になる」などと電話があった。
女性は電話をつないだまま、自宅近くのスーパーのATMで現金30万円を振り込んだ。携帯に警官かたり「口座の現金を確認したい」愛知の20代女性、…の画像はこちら >>