毎日見守りありがとう 児童、駐在所夫婦に感謝状

富津署の新庁舎完成に伴い閉所した佐貫駐在所の警察官夫婦への感謝状贈呈式が、富津市立佐貫小学校(財前司校長、児童27人)であった。これまで通学の安全を見守ってくれたことに子どもたちが感謝した。
感謝状を贈られたのは、2023年春から佐貫駐在所勤務となった迫田剛巡査長(38)と妻の美那さん(37)。毎朝、迫田巡査長が国道127号交差点に立ち、美那さんも見守り活動を続けた。子どもたちは「毎日見守っていただきありがとうございます。安全に登校できたのはお二人のおかげです」と伝えた。
24年秋に、市教委からも感謝状を贈られた美那さんは「車が速度を出し、道も狭いので安全に登校できればと始めた。子どもたちと一緒に歩きながら話すのが楽しみだった」と語った。迫田巡査長は「警察の仕事に協力的で理解がある」と妻をねぎらった。
佐貫地区に完成した富津署の新庁舎の運用が12月23日から始まり、佐貫駐在所は閉所。迫田さん夫妻は旧庁舎のあった天羽地区に新設された湊駐在所に移った。

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