配送業の元請けに人件費架空請求、330万円を詐取疑いで2人逮捕 伊丹署など

配送業の元請け会社に対して架空の代金を請求してだまし取ったとして、県警捜査2課と伊丹署は10月29日、詐欺の疑いで、尼崎市御園町のアルバイト岸正則容疑者(59)と、神戸市西区学園東町1の運送会社社長、福田純平容疑者(65)を逮捕した。

 2人の逮捕容疑は共謀の上、2022年8月20日ごろから23年3月20日ごろ、配送業の元請けである福崎町の運送会社に対し、実際には派遣していないフォークリフト運転手の代金を水増しして請求し、計約330万円をだまし取った疑い。

 同署によると、岸容疑者は当時、元請けの運送会社の営業所長で、下請け会社の福田容疑者とは知り合いだった。調べに対し、岸容疑者は「福田容疑者の会社を助けようと思った」という趣旨の説明をしており、福田容疑者は請求の事実は認めつつ「岸容疑者から送られてくる納品書の通りで、内容が水増しだったか、私には分からない」などと容疑を一部否認しているという。

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