容疑者、事件当時も現場ホテルに在籍 市原ホテル従業員強盗殺人事件 金銭や防犯カメラの位置把握か アルバイト、事件少し前から出勤せず 被害従業員との面識度合いも確認へ

千葉県市原市中高根のホテルで従業員の女性(56)が殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された会社員、江川敦容疑者(47)=同市光風台=が、事件当時もアルバイト従業員として同ホテルに在籍中だったことが15日、千葉県警への取材で分かった。千葉県警市原署捜査本部は、江川容疑者がホテル内の現金の保管場所や防犯カメラの位置を把握していたとみて捜査している。
県警捜査本部によると、このホテルでは男女の従業員の勤務が一緒にならないようにシフトを組んでいたという。捜査本部は2人の面識がどの程度だったのか、トラブルはなかったかなども調べている。
捜査本部によると、ホテル側は逮捕を受け、江川容疑者を解雇したという。江川容疑者は客のトラブル対応や客室の掃除などのフロント業務を行っていたが、事件が発生した10月31日~11月1日の少し前から出勤していなかった。
江川容疑者は10月31日午後11時50分~11月1日午前7時25分ごろ、同ホテルで、1人で夜勤中の従業員の女性を殺害し、ホテルにあった少なくとも約1万2千円の現金を奪った疑いがある。捜査本部によると、容疑を認める供述をしている。捜査本部は殺害された女性の遺体の状況から、強い殺意があったとみて動機の解明も図る。

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