企業が教える!しつこい汚れの落とし方 使うのは石けんと…

子供が小さな手でクレヨンを握って描いた絵は、見ていると心が温かくなるものです。
しかし、夢中でお絵かきをしていると、子供の服にクレヨンの色がべったりと付いていることも…。
クレヨンの汚れは落ちにくく、がっかりしたことがある人もいるでしょう。
クレヨンの大手メーカーである、株式会社サクラクレパス(以下、サクラクレパス)によると、衣類に付いたクレヨンの汚れをきれいに落とせる方法があるとのこと。
衣類に付いた場合の落とし方
1.化粧落としのクレンジングオイルで、汚れを浮かせ濡れた布巾等で拭き取ります。
2.少し熱めのお湯(40-50℃)に汚れた部分をひたして、クレンジングオイルを落とします。
3.汚れた部分に石けんを付け、固めの歯ブラシでこすります。
4.2と3を繰り返し、最後に水ですすぎます。
株式会社サクラクレパス ーより引用
日頃から子供のクレヨン汚れに悩まされていた筆者が、試してみることにしました。お絵かき好きの子供をもつ保護者は参考にしてくださいね!
実験用として、クレヨンで殴り書きをした布を2つ用意しました。
左の赤の刺繍をしてあるものは水洗いのみ、右の青の刺繍をしてあるものは、サクラクレパスの方法で汚れを落とします。
まずは、赤い刺繍の布から洗ってみましょう。洗面器に水を張り、もみ洗いをします。
ゴシゴシと力を込めて洗っても、まったく落ちません…。むしろクレヨンの色が広がり、洗っている手もクレヨンで汚れてしまうという大惨事でした。
それでは、サクラクレパス推奨の方法で洗っていきましょう!使うものは石けんと、メイク落としのクレンジングです。
筆者が普段から使っていて、汚れやメイクがよく落ちると感じているものを使います。
まずはクレンジングオイルを乾いた布に直接かけていきましょう。
ただし、服の生地によってはクレンジングオイルが合わないこともあるので、目立たないところで試してから汚れを落としてくださいね。
汚れを浮かせるように、指でクルクルとクレンジングオイルをなじませます。徐々にクレヨンが溶けているのが分かります!
続いて、濡れた布巾でクレンジングオイルを拭き取ります。
だいたいの汚れが拭き取れたら、少し熱めの40~50℃のお湯にひたして、クレンジングオイルを落とします。
クレヨンがオイルとお湯に溶けて、布が一気にきれいになりました!
この時点でほとんど汚れが落ちましたが、まだうっすらとクレヨンの色が残っている状態。汚れた部分に石けんを付け、固めの歯ブラシでこすります。
汚れの具合に応じて、お湯洗いと石けん洗いを2~3回繰り返します。洗い終わったら、きれいな水ですすいでください。
「本当にクレヨンがついていたのか」と信じられないほど、きれいになりました!
服の場合は、最終的に洗濯機に入れて洗うことが多いと思うので、今回も仕上げに洗濯機で洗ってみます。
赤い刺の布と青い刺繍の布は、どうなるのでしょうか…。
赤い刺繍の布も色が薄くなったものの、クレンジングオイルと石けんで洗った青の刺繍の布と比べると、洗いあがりの差は歴然です!
ちなみにこの後、赤い刺の布のほうも青い刺の布と同様の方法で、汚れを落としてみることに。
濡れているとクレンジングオイルがうまくなじまないので、乾いてから作業をしましょう。
なんと時間が経った後の布でも、きれいに落とすことができました!
光に透かしてみると、赤い刺の布にはクレヨンの色がうっすらと残ってはいますが、ぱっと見ではクレヨン汚れがあったとは気付かないほど。
クレヨンの汚れはできるだけ早く対処したほうがきれいに落とせますが、一度洗濯した後でも諦める必要はなさそうです。
この方法を知っていれば、子供が服をクレヨンで汚しても、イライラすることが減るかもしれませんよ!
[文/キジカク・構成/grape編集部]

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする