9月27日、過去最多9人が立候補した自民党総裁選の投開票が行われ、決選投票の結果、石破茂さんが新総裁に選出されました。新潟県選出の国会議員は誰にどんな思いを託し、一票を投じたのでしょうか?
退任を表明した岸田首相の後継を選ぶ自民党の総裁選挙には過去最多9人の候補が立候補。一方、23日に行われた野党第一党である立憲民主党の代表戦では、野田佳彦元首相が勝利しています。【立憲民主党 野田佳彦 新代表】「急がなければならない。戦いの準備を進めていく。皆さんどうぞ、きょうからノーサイドです。挙党態勢で政権を取りにいきましょう」政権交代を目指すと宣言した首相経験者と対峙するのは一体誰になるのか…【記者リポート】「いよいよ、自民党総裁選の投開票日を迎えました。このあと県内の党員・党友から集まった投票用紙の開票作業が行われます」自民党県連では、27日朝から党員票の集計作業が行われました。県内の党員、約2万3000人のうち投票したのは1万6500人あまり。投票率は72.33%でした。その投票の結果、高市さんが4713票、石破さんが4597票、小泉さんが3501票を獲得。最多得票は高市さんでした。【自民党県連 岩村良一 幹事長】「結果が出たので、これから党本部の方へ結果を通知するところ」
【記者リポート】「自民党総裁選がまもなく投開票されます。自民党本部には先ほどから続々と自民党議員が集まっています」【自民党 斉藤洋明 衆院議員(旧新潟3区選出)】「自民党を改革して日本をよくするための大事な選挙ですから、地元の党員の思いも込めて投票したい」【自民党県連会長 佐藤信秋 参院議員】「(Q.まだ決めていない?)書くときに決める」そして、午後1時すぎに始まった国会議員による投票。県内関係の国会議員も1票を投じていました。国会議員票と党員票、それぞれ368票の合計で争われる総裁選。1回目の投票では、高鳥修一議員が高市さん、細田健一議員と斉藤洋明議員が小林さん、小林一大議員が林さん、鷲尾英一郎議員が小泉さん、泉田裕彦議員が石破さんにそれぞれ一票を投じています。投票の結果、高市さんが最も多くの党員票を集め、議員票と合わせ181票を獲得。石破さんが次いで154票。有力候補の1人だった小泉さんは議員票ではトップの得票となりましたが、地方票が伸び悩み3番手に。この結果、高市さんと石破さんによる決選投票が行われることとなりました。【1回目の投票で2位 石破茂 氏】「ルールを守る自由民主党、国民を信じる自由民主党でなければならない。国民を信じて逃げることなく、正面から語る自由民主党をつくっていく」【1回目の投票で1位 高市早苗 氏】「色んなものから、色んなものから国民を守れる日本列島をつくって、次の世代に受け渡していこうじゃないですか」県議会の一般質問が行われている中でも県議が議場を出入りし、総裁選の行方を見守ります。【自民党県連 帆苅謙治 常任顧問】「ノーサイドとは言うが、因縁が残らないように。どなたになるか分からないがしっかり対応してほしい」
決選投票は国会議員票に地方票47票を加えた419票で争われ、新潟県連の1票は党員の得票数が最も多かった高市さんに投じられました。そして…決選投票では、石破茂さんが議員票・地方票ともに高市さんを上回り、自民党の新たな総裁に選ばれました。【自民党 石破茂 新総裁】「国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、この日本国をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安心安全な国にする。石破茂、全身全霊を尽くしていきます」