「誠に恐縮ではございますが…」 うまい棒の発表に「泣いた」「マジでそれ!」

2022年頃からの記録的な円安が影響し、とどまることを知らない世間の『値上げラッシュ』。
食品を中心に販売価格の値上げや、内容量が減る『ステルス値上げ』が相次ぎ、消費者からは悲鳴が上がっています。
きっとあなたも、買い物をするたびに「以前はこんなに高くなかったのに」と値段を二度見することが増えたでしょう。
2024年9月24日に値上げを告知したのは、駄菓子などを販売している株式会社やおきん(以下、やおきん)。
同年10月からの価格改定で、同社が販売する駄菓子『うまい棒』が12円から15円に変わることを発表しました。
2022年の初の価格改定におきましては、皆様から多くの温かいお言葉やご意見を頂戴いたしましたこと、厚く御礼申し上げます。
うまい棒につきましては、お子様のお小遣いでも選ぶ楽しさを感じていただけるよう熟慮してまいりましたが、2022年以後も主原料であるコーンや植物油をはじめとした原材料全般の価格上昇が進み、人件費・包装資材費・配送費等も更に大きく上昇してまいりました。
このような状況では自社内でも許容できる範囲をさらに超えてきており、今後も商品の継続・安定供給を図る為に、誠に恐縮ではございますが、10月からの出荷より、商品の価格改定を実施させていただきます。
やおきんドットコム ーより引用
2022年4月に、『2円分の決意』と称し、1979年の発売以来初となる『うまい棒』の価格改定を行った同社。
子供の少ないお小遣いでも購入できる、10円という切りのいい価格にこだわっていましたが、コストの高騰を受け苦渋の決断を下しました。
しかし、その後も物価の上昇は止まっていません。2024年に至るまでの2年間も、製造コストはさらにかさんでいたのでしょう。
なんとしても『うまい棒』の販売を続けるため、こうして二度目となる価格改定を決定したようです。
※写真はイメージ
仕方のないこととはいえ、値上げが発表されると、どうしても消費者からは不満の声が上がってしまうもの。
しかしネットからは、やおきんの姿勢を応援する声が相次いでいます。
・今後も値上げをしていいから、『うまい棒』のサイズは小さくしないでほしい!
・値上げを発表して、こんなにも応援されるのは珍しい。みんなの温かさに泣いた。
・15円でも十分に安いって!むしろ、2枚の小銭で買えるから12円よりいいかも?
前回の価格改定と同様に、特に多く見られたのは「逆に、今までこの価格を維持できていたのがすごい」という声。
そして、「数円高くなっても買い続けます!」というエールが、今回も全国から集まっていました。
告知の最後には「おいしさと楽しさあふれる、安心・安全な商品作りに努めてまいります」と述べた、同社。
令和の子供たちも、お小遣いを握りしめて『うまい棒』を購入し、いつか大人になっても『思い出の味』として愛し続けることでしょう。
[文・構成/grape編集部]

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