加熱せずに食べる生野菜は、ビタミンなどの栄養分をできるだけ損なわずに摂取できるメリットがあります。
しかし、栄養豊富な生野菜にも食中毒のリスクが潜んでいることを知っていますか。
食中毒といえば生肉や生魚を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、野菜による食中毒にも注意が必要です。
『厚生労働省食品安全情報』(@Shokuhin_ANZEN)のXでは、野菜を生で食べる時は『よく洗ってから食べる』よう呼びかけています。
【野菜はよく洗って食べましょう!】腸管出血性大腸菌(#O157 など)による #食中毒 は、肉や野菜を使った料理など、さまざまな食品が原因となっています。野菜が原因と疑われる感染例も報告されています。生で食べる野菜はよく洗って食べましょう!#食中毒予防https://t.co/hUQ7KMkSeU pic.twitter.com/PL9KlksoXU
『O157』をはじめとする『腸管出血性大腸菌』による食中毒は、肉や魚だけでなく野菜が原因となることもあります。
実際に、生野菜が原因と疑われる事例も報告されているとのことです。
『腸管出血性大腸菌(O157)』は加熱することによって死滅するため、野菜を生で食べるサラダなどは感染リスクが高くなります。
そのため、野菜はよく洗ってから食べることが、食中毒を予防するための重要なポイントです。
また、野菜はカットすると切り口で細菌が増えやすくなるので、できるだけ早めに食べましょう。すぐに食べない場合は、清潔な容器などに入れて冷蔵庫に保管するようにしてください。
食中毒予防には、野菜だけでなく肉や魚などの取り扱いにも注意が必要です。
肉や魚には目に見えない微生物が付着している可能性があります。
そのため、調理器具は食材ごとに使い分け、しっかりと洗浄・消毒を行うことが大切です。これにより、食材間の二次汚染が防止できます。
また、手指にも注意が必要です。いろいろな物に触れる手指には多くの細菌が付着している可能性があります。
細菌が付着した手で食材や食器などに触れると、汚染を広げてしまうかもしれません。
調理を始める前はもちろん、作業中にも小まめに手洗いをしましょう。手洗いは食中毒予防の基本であり、安全な食生活を送るための重要なポイントです。
日々の生活の中で、これらのポイントを意識し実践することで、食中毒のリスクを最小限に抑えられます。食中毒のリスクを回避して、安全でおいしい野菜を楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]