この女性は、明治時代に欧米の先進文化を学ぶために派遣された岩倉使節団に、最年少で加わりました。
後に明治・大正時代の教育家、女子高等教育の先駆者となったこの人物は、一体誰でしょう。
正解は『つだうめこ(津田梅子)』。2024年7月に発行される新紙幣の、5千円札に描かれる女性です。ほかに1万円札は渋沢栄一、千円札は北里柴三郎の肖像へと変更されます。
津田梅子は1871年、わずか6歳の時に日本で初めての女子留学生の1人として岩倉使節団に加わり、アメリカに渡りました。
17歳で帰国した後、教師として女子学生の教育に携わり、1900年に「女子英学塾(現在の津田塾大学)」を設立します。
女性の社会的立場が弱かった時代に、女性の地位向上を目指して、英語教育や個性を尊重する女子高等教育の発展に努めた津田梅子。
新紙幣を手にした際には、女子教育の先駆者として歩んだ津田梅子の志に思いを馳せてみてください。
[文・構成/grape編集部]