「働き方改革」助成金で詐欺の疑いで社労士逮捕 茨城県警

茨城県警捜査2課などは6日、国の「働き方改革推進支援助成金」約95万円をだまし取ったとして、鹿嶋市厨4、社会保険労務士、森内嘉伸容疑者(44)を詐欺や有印公文書偽造・同行使の容疑で逮捕した。容疑を認めているという。 森内容疑者は、鹿行地域の企業の依頼で助成金申請を代行していた。逮捕容疑は、同社が支給要件を満たすと示す就業規則変更を労働基準監督署に届け出ないまま、2022年12月8日、労基署の受付印を偽造した変更届を茨城労働局に提出し、同社の口座に約95万円を振り込ませたとしている。 茨城労働局が23年5月に県警に通報して発覚。森内容疑者に依頼した企業は不正に気付いていなかった。 助成金は、時間外労働の削減などに取り組む中小企業が対象。就業規則の変更届などで環境整備状況を示すよう申請企業に課している。 一方で、常時10人以上を雇用する使用者が就業規則を変更した場合、労基署への届け出が労働基準法で義務付けられている。

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