都内で振り込め詐欺を繰り返していたとして、警視庁捜査2課は21日、江東区平河4、無職、錦戸俊次容疑者(28)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。詐取した金をコンビニエンスストアのATM(現金自動受払機)で下ろす「出し子」への指示役とみられ、詐欺グループの全容解明を進める。
調べでは、錦戸容疑者は昨年2月、息子になりすまして練馬区の男性(73)に電話をかけ、「先物取引の資金繰りがうまくいかない」とうそを言い、数回計950万円を自分たちの口座に振り込ませた疑い。「話すことはない」と容疑を否認している。
昨年4月以降、20~30代の「出し子」の男6人を逮捕して調べたところ、錦戸容疑者が浮かんだ。