日本の冬に欠かせない食材といえば、あなたは何を思い浮かべますか。
カブや大根と一緒に漬けたり、お吸い物に入れたりすると、いい香りがするユズは、冬を感じさせる果物の1つですよね。
海外で消費されているイメージはあまりありませんが、柑橘系の強い香りを求めている人々に刺さり、昨今ではユズの輸出量が増加しているようです。
アメリカで外科医として働いているDr. Cat(@dramerica88)さんは、スーパーマーケットでユズを発見した時のことをXに投稿しています。
しっかり『Yuzu』の表記で販売されていることにビックリし、しばらく凝視した後、買おうと思った投稿者さん。すると、男性店員が「何か探しているの?」と声をかけてきました。
「ユズが売っていると思わなかったのよ」と返すと、店員は…。
「これはめちゃくちゃ酸っぱいから、あんまりだ」
なんと、ユズをオレンジと同じような果物だと勘違いし、皮を剥いてそのまま食べていました!
『残念な果物』をなぜ購入するのか、店員は不思議に思ったのでしょう。そんな店員に、投稿者さんは「これはレモンみたいに、果汁や果皮を楽しむんだよ」と伝えます。
後日、同店に行くと、ユズの表記に変化がありました。
「ユズはレモンのような使い方をする」と理解した店員の手によって、『Lemon Yuzu』に変わっていたのです!
自分と同じ間違いを客がしないように、用途がより分かりやすい表記に改めたのでしょう。
店員の失敗と工夫は、ネット上で反響を呼んでいます。
・日本の文化が、また1つ海外に伝わった。丁寧な説明があってこそですね。
・優秀な店員だ。どうしたらお客様のためになって、売れるかの試行錯誤が伝わる。
・海外で生のユズが手に入ることに驚き!私の近所でも販売されるようになるといいな。
海外でユズが受け入れられる手助けをした、投稿者さん。
これからもっと、メジャーな食べ物になっていくかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]