交通安全キャンペーンの一環でデビュー!
ドイツのチューニングパーツメーカー、ACシュニッツァーは2024年11月30日、BMW M2をベースにしたパトカーを公開しました。 BMW M2は4人乗りの2ドアクーペです。ACシュニッツァーによると、3.0リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載するモデル(338kW/460hp:550Nm)をベースに所要のチューンナップを施しているそうで、これにより最高出力は412kW/560hp:650Nmにまで向上しています。
栃木県警よりイケてる!? 独警察仕様の「BMW M2パトカー…の画像はこちら >>ACシュニッツァーが生み出したBMW M2のドイツ警察仕様(画像:ACシュニッツァー)。
足回りはフロント20インチ、リア21インチの軽量鍛造ホイール(ゴールドフィニッシュ)を履き、サスペンションは独自開発の伸縮式サスペンションにより最大25~35mmに車高を下げることが可能です。
車体後部のトランクリッドにはリアウイングを増設。また、車内もパドルシフトやペダルをアルミ製の大型のものにしたり、各種スイッチ類やヘッドレストなどにACシュニッツァーのデザインアクセントを加えたりと、運転に支障の出ない範囲で最小限の変更を加えているそうです。
ボディはドイツ警察のカラーリングが施され、ルーフ上には大型の警光灯を搭載。また、フロントグリルやフロントバンパーには点滅式の前面警光灯が埋め込まれています。
これらの改装は、ドイツ警察の協力のもと行われており、ドイツ連邦運輸省も支援しています。
ただ、あくまでも今回のモデルは、ドイツ国内における交通安全キャンペーンのためのものであることから、ドイツ警察が法執行のために使用することはないそうで、ゆえに警察無線をはじめとする専用機材は搭載されていません。