北海道~北陸は大雪による道路への影響に注意 関東甲信~九州北…の画像はこちら >>
8日(日)にかけて北海道の日本海側から北陸は雪が降り、積雪が増える見込みです。大雪や吹雪による道路への影響リスクが高くなっています。関東甲信や東海、近畿北部から九州北部も山地を中心に雪が降り、積雪となる所も。峠越えの車は冬の装備をなさってください。
日本海側は雪エリア拡大
8日(日)にかけて冬型の気圧配置が続き、寒気が流れ込むでしょう。北海道や東北の日本海側は雪が降り、さらに積雪が増える見込みです。吹雪いて、見通しの悪くなる所もあるでしょう。また、「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)※」の影響で、北陸や関東甲信の山沿いで大雪となり、北陸の平地でも局地的に降雪量が多くなるでしょう。48時間降雪量の予想では山形県や新潟県で100センチ前後の降雪が予想されている所があります。近畿から九州の日本海側でも山地では雪が降り、積雪となる所があるでしょう。9日(月)になると、日本海側の雪も弱まる見込みです。※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。
道路の気象影響予測
道路の気象影響予測をみますと、北海道は8日(日)にかけてと9日(月)の日中は影響リスクが高くなっています。東北は日本海側を中心に8日(日)にかけて、北陸は9日(月)朝にかけて、交通機関に影響がでる恐れがあります。冬用タイヤやチェーンの装着に加え、スコップや砂などの冬用装備を車に積んでおいてください。通行止めとなる可能性もありますので、最新の交通情報を確認し、迂回や通行ルートの見直しも検討してください。関東甲信や東海の平野部は晴れますが、山間部で雪が降り、8日(日)は影響リスクの高い道路があるでしょう。近畿北部や山陰、九州北部でも山地で雪が降り、積雪となる所がありそうです。スタッドレスタイヤやチェーンの装着を義務付ける冬用タイヤ規制となる区間があるでしょう。車は冬の装備で、積雪にご注意ください。朝の冷え込みが強まるため、路面の凍結も考えられます。車の運転だけでなく、道路を歩く際も転倒に注意してください。道路ごとの影響については、道路の気象影響予測も参考になさってください。(気象予測に基づく影響予測ですので、実際の規制状況は道路管理者等の発表をご確認ください。)
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーンバッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
雪道の運転 注意するポイントは
雪道で、車を運転する場合は、スノータイヤを装着し、急発進、急停車にならないよう、普段よりもゆっくり慎重に運転してください。車間距離は普段の倍以上とりましょう。トンネルの出入り口や橋の上などは路面が凍結しやすいため、特に注意が必要です。通行止めや渋滞の情報をあらかじめ確認してから出かけましょう。2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転しないでください。公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転により、普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動してください。大雪のピークが過ぎてないときに行動すると、大きなケガにつながったり、帰宅困難になったりします。慎重に行動してください。