墨田区ラグビー協会に可動式ラグビーポールが寄贈!すみだの地から日本代表を輩出する夢へ、また一歩前進 しもむら会長「未来へつなげる象徴」

東京・墨田区スポーツ協会に加盟する「墨田区ラグビーフットボール協会」(しもむら緑会長、大谷浩一郎理事長)が1日、同区内の錦糸公園競技場で「第77回区民スポーツ祭ラグビーフットボール大会」を開催した。当日午前に催された「すみだラグビースクール交流会」開会式では東京向島ロータリークラブから墨田区へ寄贈された、可動式のラグビーポールがお披露目された。
真新しいポールが真っ青な冬空に向かってまっすぐに伸びた。ラグビーを通じて「絆」を培う願いを込め、贈られた“シンボル”の下でテープカットが行われた。ラグビー協会のしもむら会長は、「単なる競技用具ではなく、このすみだの地にラグビーの火を決して絶やすこと無く未来へとつなげていく、その象徴にもなるものだと思っております」と感慨深げにあいさつした。
東京向島ロータリークラブは地元から日本代表を輩出したいという同協会に共感。小林康徳会長は「我々は設立55周年を迎えました。色々考えまして墨田区のラグビースポーツ振興のために、このポールを寄贈させていただきました。ラグビーから多くのことを学んでいただきたい願いがあります」と思いを明かした。
墨田区スポーツ協会の澁谷哲一会長は「夢の実現ではないかと思っております。ここを舞台に新たなスポーツのドラマが生まれるのではないかと大変楽しみにしております」とさらなる普及、育成が進むことを期待した。開会式には山本亨区長も駆けつけるなど地域を挙げて取り組んでいる雰囲気が感じられた。
参加した3チーム、約200人の小学生を代表して、すみだラグビースクール(RS)の土屋敦彌キャプテン(6年)が代表であいさつ。「今日は雲一つない空なので元気よく頑張りましょう」と声を響かせた。その後はすみだRS、久喜RS、松戸RSから各1人がキックインセレモニー。それぞれ精度の高いキックを披露し、関係者から喝采を浴びていた。
この日は午前に3チームの各学年による交流会(試合)が行われた。ウォーミングアップから専属のコーチの指導で統一感のとれた動きを見せるなど、日頃から鍛え込まれた成果が垣間見えた。午後は親善試合も2試合開催され、盛況のうちにラグビー祭は幕を閉じた。
2014年に創立した墨田区ラグビーフットボール協会は昨年、墨田区スポーツ協会に加盟し、今年5月には錦糸公園野球場で初めてラグビーの区民スポーツ大会を開催。未就学児や小学生のラグビー体験会や、高校生を対象としたラグビークリニックを行っている。

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